性器について子供に聞かれたらどうする?【前編】

こんにちは。READY BOXのブログ担当yukiです。こちらのブログではユネスコが発表した「国際セクシュアリティ教育ガイダンス」を参考に、お家でできる月経教育・性教育のコンテンツを発信していきます。

今回はその中でも「性と生殖の解剖学と生理学」の章から自分のからだについて知ること、そして知りたいと思う気持ちについて考えていきます。(後編はこちらから!)

同書では学習目標年齢が設定されており、今回の章の最年少単位の5〜8歳では、「自分の体の名称と機能を知ることは重要で、生殖にかかわる器官も含め、それらについて知りたいと思うことは自然なことである」という目標になっています。

1.自分の性器を知ることの大切さ

私たち大人でもまじまじと自分の性器をみたり、確認したことがある方は少ないのではないでしょうか?

性器だと少し抵抗感があるかもしれませんが、たとえば、自分の口の中は自分でも見ることが多いかと思います。歯は毎日磨くからこそ綺麗に保てますし、痛みがあれば鏡でチェックしますよね?だからこそ、どのあたりが痛いとか、異変があるとお医者さんに伝えることができます。

逆に、見たことも触ったこともないと、それが難しくなるのではないでしょうか。

上記のように、自分のからだについて「知らない」というのは異変に気づけないリスクや、特に性器に関していうと、将来的に性行為をしたいと思った際、自分自身が知らないがゆえに、相手の知識に頼りっきりになってしまうことにもつながります。

お子様から性器に関する疑問が出た際は、性器だからと特別視するのではなく、「じぶんのからだ」を守るための知識として正しく伝えてあげられるとよいですね。

2.鏡を使って見てみよう!

鏡を持った生理ちゃん

基本的な知識を伝える際に、私たちがおすすめするのは、鏡を使うことです。
お子様の持ちやすい手鏡などを活用して、自分自身で見ることを促してみましょう。外性器であれば清潔にした手で少し触れてみて硬さや色など、皮膚の感じを確かめるのも良いですね。

 

3.正しい名称を伝えよう

事前の知識として、絵本やネットで画像を検索してから自分の体の確認してもいいですし、READY BOXストアで販売中のブックレットには女性器の図解も入っているので、ぜひご活用ください。

注意点としては、ネットなどで検索するとどうしても「理想的な性器の色」のような画像や記事が出てきてしまうので、性器の色や形には個人差があることを伝え、保護者が手伝って上げる際にも、「一緒にみても嫌な気持ちにならない?」「嫌だったら言ってね」と事前に確認することです。

 

 いかがでしたでしょうか。

大切な自分の体を守るためにも、ぜひおうちでの教育を始めてみてください。
次回以降もお子様との家庭教育で役立つコンテンツをお届け予定です。
疑問や感想もぜひコメントで教えてくださいね。


<参考図書>

国際セクシュアリティ教育ガイダンス」ユネスコ編
「だいじだいじどーこだ」遠見才希子作、 川原瑞丸 絵

<参考記事>

「たまひよ」子どもに「性器」の名前をどう伝えるか ママ泌尿器科医
「アルソック」プライベートゾーンとは?子どもを性犯罪から守るための知識を解説
「MSDマニュアル 家庭版」
情報・知識&オピニオン 「IMIDAS」

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