絵本紹介「にじいろのしあわせ」
こんにちは。READY BOXのブログ担当yukiです。
こちらのブログではお家でできる月経教育・性教育のコンテンツを発信していきます。今回はおすすめの書籍「にじいろのしあわせ」( マーロン・ブンドとジル・トウィス 作、EGケラー 絵、服部 理佳 訳)をご紹介いたします。
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オスのウサギはメスのウサギと結婚する?
この絵本ではオスのウサギのマーロンが、同じくオスのウサギのウェスリーに一目惚れするところからお話が始まります。
お庭やお家の中をふたりではねまわり、それまでひとりぼっちでさみしかった気持ちは一変します。もうさみしくなんかない、そう感じたマーロンは「けっこんして ずっといっしょに はねまわろうよ」とウィスリーにプロポーズします。
仲間の犬やはりねずみ、アナグマくんたちも大喜びでお祝いしようとします。
ですが、みんなのリーダーであるカメムシが「オスのウサギは メスのウサギとけっこんすることになっている。」「それが ふつうなんだ。」「おまえたちは ふつうとちがう。」と猛反対します。
普通を押し付けるカメムシに対して、動物たちがとった行動とは、、?
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パロディで政治をシニカルに描く絵本
この絵本は2018年にアメリカの有名コメディアン、ジョン・オリバー氏が自身のテレビ番組で刊行を発表して話題になった一冊です。わずか数ヶ月で40万部を超えるベストセラーとなりました。
なぜ、こんなにも話題になったのでしょうか。
岩崎書店のHPでは下記のような紹介があります。
本書の主人公、ウサギのマーロン・ブンドは実在するウサギです。
アメリカ合衆国副大統領マイク・ペンス一家がワシントンの公邸で飼っているウサギで、ペンス氏の妻と娘がマーロンをモデルにした絵本を刊行しています。
(中略)ジョン・オリバー氏と番組側が制作した本書は、ペンス氏の妻と娘が刊行している絵本の「パロディ」という形態をとっています。
当時、マイク・ペンス氏は同性婚やLGBT制作に反対姿勢を示しており、そういった政治姿勢への批判を込めてこの絵本は発刊されたのです。
高学年のお子様には是非こういった背景も伝えつつ、絵本を通して、絶対的な「普通」がないことや、どんな愛の形も素晴らしいということを感じられるといいですね。
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関連書籍
・2人の王さまが結婚するお話→「王さまと王さま」