どうする?思春期の生理不順
こんにちは! READY BOXのブログ担当りかです。こちらのブログではお家でできる月経教育・性教育のコンテンツを発信していきます。今回のテーマは、「生理不順」です。
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生理不順って、どういう状態?
そもそも「生理不順」とは、正常な生理の基準からずれた状態のことを指します。以下が、正常な生理の目安です。
<正常な生理>
・周期は25〜38日間(ずれても予定日から前後2〜5日程度なら正常です)
・生理の期間は3〜7日間
・量は20〜140mL
・生理痛は市販の鎮痛剤で和らぎ、いつもの日常生活を問題なく送れる
「正常な生理」とはいっても、精神的ストレスや生活習慣などによって生理周期や生理痛の痛みが毎月変わるという方も多いでしょう。特に、思春期の場合はホルモン分泌が安定していないため、生理不順になることはよくあることです。
問題なのは、お子様自身が「生理不順」についてや、いつ病院に行けば良いのかを学ぶ機会が少ないということです。お子様の中には、自分の生理が大幅に遅れたり、来なかったとしても「楽だからいいや」と勘違いしたりしている子もいます。まずはお家で、お子様に正常な生理について伝えた上で「もし体調が悪いとか生理について悩んでいたら、いつでも話を聞くからね」と、声をかけてみてはいかがでしょうか。また、生理が始まった日やその日の自分の体調をノートに記載するのを勧めてみるのも良いかもしれません。自分の身体や生理に対して、意識が向くきっかけになるかと思います。
いつ、婦人科を受診すればよい?
では、お子様が生理不順だった場合、いつ病院に行けば良いのでしょうか?
以下のような場合は、迷わず早めに婦人科を受診しましょう。
<婦人科を受診するケース>
・生理が3ヶ月以上こない
・20日より短い間隔で生理がくる
・出血して3日以内に生理が終わったり、2日目でナプキンの交換が必要ないほど経血量が少ない
生理不順を放置したままにしてしまうと、将来不妊症に繋がったり、女性特有の病気になる確率が高くなったりする可能性があります。「病院に行くほどではない」と、放っておかずに、まずは専門医に診てもらうことをおすすめします。
生理不順にならないためには?
最後に、生理不順にならないために大切なことをお伝えしていきます。
まず重要なのは、良質な睡眠の確保や健康的な食生活を心がけ、過度にストレスを溜めないことです。ストレスにより女性ホルモンのバランスが崩れてしまうと、生理不順になったり、精神的に不安定になったりすることがあります。日頃から生活スタイルを整えることを意識することが大切です。
また、「無理なダイエットをしない」ことも心に留めておいてください。思春期の頃は特に、痩せたいという願望が強く無理なダイエットをしてしまうお子様も多いですが、食事量や栄養が足りないと生理が止まる原因になってしまいます。もし、お子様が過度なダイエットをしている場合は、身体に負担が大きいことや生理不順になってしまうリスクがあること、「どんな体型でもあなたは素敵だよ」ということを伝えてあげてほしいなと思います。
いかがでしたでしょうか?
今回はお子様に焦点を当ててお話ししましたが、生理不順は私たち大人でもなること。お子様もお母様も、自分の身体の声を聞きしっかりケアしてあげてくださいね!
本日のブログが、何か少しでもお役に立てれば幸いです。
<参考>
アクロストン (2020) .『思春期の性と恋愛 子どもたちの頭の中がこんなことになってるなんて! 』. 株式会社主婦の友社