「セックスって何?」子供に聞かれたらどうする?

こんにちは。READY BOXのブログ担当yukiです。こちらのブログではお家でできる月経教育・性教育のコンテンツを発信していきます。今回のテーマはいきなり聞かれるとドキッとしてしまう「セックスの伝え方」です。

疑問を持つことは良いことであると伝えてあげる

疑問をもつ人

まず、議題に関わらず、お子様が「これってなんだろう?」と自ら疑問に思い、誰かに尋ねることができるのはとても素敵なことです。まずは「どうして疑問に思ったの?」「聞いてくれてありがとう」など質問の意図を確認したり、ポジティブな対応ができるとよいですね。

ここで大切なのは「そんなこと聞いちゃダメ!」など叱ったり否定しないこと。今後、性に関する疑問が出た時や性に関して困った時などに「親に聞けない」という状況を作ってしまいます。

年齢によって伝え方を変える

話す親子

さて、気になる子供たちへの伝え方についてですが、年齢によって理解しやすい内容とそうでないものがあるため、今回はユネスコが発表してる「国際セクシュアリティ教育ガイダンス」第7章の「セックス、セクシュアリティ、生涯にわたる性」の項目から参照していこうと思います。ここでは年齢別に「学習者ができるようになること」として様々な項目が設定されており、今回は特に関連性が高いものをピックアップしてお届けします。

■5〜8歳

身体的なよろこびや興奮は自然な人間の感情であり、そこには他者との身体的親密さが含まれうることを理解する

■9〜12歳

人間が一生を通して身体的接触(キス、ふれあい、愛撫、性的接触など)からよろこびを感じる様々な方法を説明する

■12〜15歳

性的な気持ち、ファンタジー、欲望に関する感情を上手に扱うさまざまな方法を実際にやってみる


伝え方の事例

一つひとつの項目が文章だけでは難しいので、READYBOXなりに解釈し、どのように伝えると良いかを考えてみました。

■5〜8歳

「セックスは、人が誰かに対して素敵だな、好きだなって思った時や相手ともっとくっついていたいなって思う時にするとても大切な行動だよ」

■9〜12歳

「セックスは、人が誰かに対して素敵だなって感じて、気持ちが昂った時にするとても大切な行動だよ。セックスだけじゃなく、キスもそうだし、ハグしたり、色んな行動で相手と気持ちを交わすことができるんだよ」

■12〜15歳

「セックスは、人が誰かに対して興奮したり、気持ちが昂った時にするとても大切な行動だよ。ただ、自分の気持ちが昂っても相手はそうじゃない場合もあるよね。だから自分の興奮した気持ちをどうやって扱えばいいか、しっかり考えておくことが必要なんだよ」

上記以外にも、セックスについてお話しする時には「相手も同じ気持ちじゃないと絶対にしちゃいけないことだよ」「大切なことだから、みんなの前で大声で言ったり、知らない人に言っていい言葉ではないんだよ」など、誰にでも聞いていいものではないことや、自分の都合だけで行動に移していいわけではないことも教えてあげると、なお良いですね。


信頼できる情報をセットで伝えよう。保護者自身のプライバシーも大切に。

プライバシーまた、すでに自分で文字を読める年齢になっていれば、絵本や本など信頼できる情報をセットで伝えてあげることも大切です。

セックスや性に関することは、保護者様自身のプライバシーにも関わることです。すべて自分の経験を話す必要もなければ、言いたくないことを無理に言う必要もありません。だからこそ、お子様自身が疑問を解消するための方法を事前に提示してあげるとスムーズですね。

特に、12歳以上の「自分の気持ちをどう扱うか」などは、人によって対処方法は様々ですし、自慰行為の方法を一からすべて教えるのが難しい場合も多いかと思います。PCで検索すればイラストつきのものも出てくるので、正しい検索方法などを伝えながら、自分で学ぶ仕組みを作れると素敵ですね。



いかがでしたでしょうか。せっかく疑問をもったタイミングだからこそ、正しく伝えられるよう、準備できるといいですね。次回以降も、家庭教育で役立つコンテンツをお届け予定です。疑問や感想など、ぜひコメントお待ちしております!

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