子どもの検索履歴にアダルトサイトが!親はどう対応する?
こんにちは。READY BOXのブログ担当yukiです。こちらのブログではお家でできる月経教育・性教育のコンテンツを発信していきます。今回は「子どもの検索履歴にアダルトサイトや卑猥な言葉があったときの対応法」についてお伝えしていきます。
我が子が検索履歴や性的なものを検索していることがわかると少しドキッとしてしまう親御様も多いかと思います。そんな時親としてどう接するのか、そして子どもたちがネットトラブルなどに巻き込まれないためにも、どのように情報を取捨選択するのかを考えていきましょう。
性に関心を持つのは自然なこと
そもそも性に関心を持つことは自然なことです。そしてネットが発達した現在において早くからそういった情報に触れるという現象は避けられないのが現状です。
ネットへのアクセスを禁止していたとしても、例えば、ドラマや映画で男女がベッドで交わる様子や恋愛漫画でのセックスシーンなど、あらゆる場所から子供たちは情報にアクセスできます。
また、現状、公教育の教科書では性行為について詳しい記載がないため、「卵子と精子って違う体にあるのにどうやって1つになるんだろう?」など子供たち「知りたい!」という気持ちになるのは自然なことです。
むしろ、一切そのような情報にアクセスせずに大人になった場合、性にまつわる大切なことを子供たちは一体どこから学べば良いのでしょうか。
情報を持たない・調べられないということは「自分の体を守る術も学べない」ということになってしまいます。
だからこそ、性に関心をもったり、検索したりすることはそもそも悪いことではないのです。
ただ、ここで1つご注意いただきたいのは、「性に関心を持つのは自然なこと」と同様に、「性に関心を持たない人もいて当然」ということです。
全く性に関する関心がなさそうだ、思春期を超えても恋愛をしている様子もない、と心配される親御様もいらっしゃいますが、「アセクシュアル」(※1)というセクシャリティもあるため関心がないということも自然なことです。
(※1)「他者に対して性的欲求・恋愛感情を抱かないセクシュアリティ」のこと
過激サイト、ネットトラブルなどには気をつけて
最近では10代に向けた性の情報サイト「セイシル」、年齢に応じて動画で楽しく信頼できる情報により学べるAMAZEなど、安全で正しい知識を得られるプラットホームも登場するなど、かつての「ネット情報=間違った情報」というような認識も薄れてきました。
一方で、まだまだ間違った情報や、過剰に性欲を煽ったり、人権を無視した表現が含まれるような悪質な情報があるのも事実です。
だからこそ大切なのは、お子様が自分で情報を得ようとした時に正しく取捨選択できる力をつけてあげることです。
例えば初めて観たサイトでレイプや児童ポルノなど犯罪性のあるものをたくさん視聴してしまうと、あたかもそれが「当たり前」かのように錯覚してしまいます。
ですが、あらかじめ正しい情報を知っていればそれが商業化されたものであり、現実のものとは違うとすぐ判断できるはずです。
まずは安心できるサイトを親御様から事前にシェアしてあげたり、正しい知識を得られる書籍をプレゼントするのでもよいかもしれません。
大切なのは自分で情報を得れる年齢になる前から、なるべく早い段階で正しい情報をインプットしてあげることです。
「そんなの渡すのは恥ずかしい!」と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、「正しい情報を渡すこと」は教育であり、人権(その人がその人らしく生きられる権利)を守ることでもあります。
直接渡したり、お話しするのが恥ずかしい場合は、お部屋にさりげなく置いておいたり、「あなたが大切だから、自分の体を守るためにも知って欲しい」と事前に伝えた上で紙に書いて渡したりするも良いですね。
また、万が一有料サイトにアクセスしてしまった!などのトラブルが起きた場合にも早めに対処できるよう、何かあったら相談していいという姿勢を見せることも大切です。
すぐに対応できる状況ではない場合に備えて、安心できる相談機関(※2)を事前に共有してあげられるとより安心ですね。
(※2)独立行政法人国民生活センター