前思春期の我が子にどう接する?

こんにちは。READY BOXのブログ担当ひえいです。こちらのブログではユネスコが発表した「国際セクシュアリティ教育ガイダンス」を参考に、お家でできる月経教育・性教育のコンテンツを発信していきます。
今回は同書「前期思春期」の章から「前思春期」について考えていきます。<知識><態度>の2点から少しずつ実践していきましょう。

<知識>前期思春期の意味を明らかにする、成長には、身体的、感情的変化を伴うことを理解する

思春期 親子 男の子

一般的に「思春期」と聞いてイメージするのは中学生にあたる頃ではないでしょうか。ですが、実は思春期というのは小学生にあたる10~12歳頃ごろから徐々に始まっていると言われています。この小学校高学年にあたる時期を「前思春期」と呼ぶ場合があります。

小学校高学年の時期は、幼児期を離れ、物事をある程度対象化して認識することができるようになります。対象との間に距離をおいた分析ができるようになるため、自分のことも客観的にとらえられるようになりますが、一方で、発達の個人差も顕著になります(いわゆる「9歳の壁」)。身体的発達の個人差が大きくなると、自己に対する肯定的な意識を持てず、自尊感情の低下などにより劣等感も持ちやすくなると言われています。

また10歳ごろ“心をつかさどる脳”といわれる「前頭前野」が急激に発達します。物事を判断したり、感情をコントロールしたりするこの前頭前野の働きによって、人からの視線を感じたり、社会的に自分がどう動いていったらいいのか考えはじめたりするようになります。同時にからだの成長のために性ホルモンの分泌が活発になり、前頭前野を刺激し、感情のコントロールや判断力が不安定になるとも言われています。

このように、心も体も急激に変化するのがこの時期なのです。

<態度>前期思春期に起きる変化は通常の健康的な要素であることを認識する

思春期 親子1

では、この前思春期をどのように迎えればよいのでしょうか。私たちがお勧めするのは、この時期に入る少し前から子供と体や心の変化について対話することです。実際にこの時期に入ってからでももちろん構いませんが、ギャングエイジとも言われるこの時期は、閉鎖的な子どもの仲間集団が発生する時期でもあるため、親が介入することで反抗的になったり、本心が見え辛くなることも予想されます。だからこそ、早めの時期から対話できる関係性を築けるといいですね。

とはいえ、いきなり心や体の話を何の文脈もなく話すのは不自然です。ファーストステップとして、今までは「子供」として接していた場面で「対等」を意識して話すなどはいかがでしょうか。例えば、何かを注意する場面で「それはだめだよ」と頭ごなしに禁止・注意するのではなく「ママはそれをされると嫌な気持ちになるから」「危ないことをして怪我をしたらとっても悲しいから」など保護者自身も理由や背景をしっかりと伝えることです。また、「どうしてそうしたのかな?」などと問いかけ、まずは子どもが話すことを聞く姿勢をとることも大切かもしれません。と大人同士の会話でも上司・部下と役割が分かれていると、どうしても「〜しなさい」「〜してはいけない」といった「指示」になってしまいますよね?でもこれは友人や恋人など対等な関係では発生しないはずです。1人の人間として対等に対話する基礎を日頃の会話や態度で示せるとよいのではないでしょうか。

その上で次のステップとして、子供自身の感情のコントロールが効きにくい場面での「共感」です。この時期は前述の通り子供自身の意志に関わらず感情のコントロールが効きにくくなる場面があります。そういった場合には「たしかに・・・そんなことされるとイライラしちゃうよね」と一旦ご自身も受け止める姿勢を伝えた上で、どのようにしたら対処できそうかを一緒に考えてみるのも良いかと思います。「パパはそういう時に、一回外に出て気持ちをリセットするんだ」「ママはイライラしたらお友達におしゃべりして発散するよ」など自身の具体例を出すと、そういった感情を持つことは自然であることも伝わるのでよりよいですね。

いかがでしたでしょうか?接し方が難しくなる小学生高学年以降、今回のブログが少しでもお子さまとのコミュニケーションのお役に立てれば幸いです。次回以降も、家庭教育で役立つコンテンツをお届け予定です。疑問や感想など、ぜひコメントお待ちしております!

【参考】
文部科学省「子どもの発達段階ごとの特徴と重視すべき課題」
NHK ウワサの保護者会 「10歳ごろのプチ反抗期 <番組内容>」

 

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