妊娠中の女性のからだの変化

こんにちは! READY BOXのブログ担当りかです。

こちらのブログでは、ユネスコが発表した「国際セクシュアリティ教育ガイダンス」を参考に、お家でできる月経教育・性教育のコンテンツを発信していきます。

今回は、同書「生殖」の章から『妊娠中の女性のからだに起こる変化を知ること』について考えていきましょう。

同書では学習目標年齢が設定されているため、最年少単位である“5〜8歳の子ども達” に焦点を当てて、お話ししていきます。

この年代の子ども達に、ぜひ知っておいてほしいことについてお話ししていきます。

1.妊娠中の女性のからだがたどる変化を説明する

妊婦

人によって違いますが、妊娠は一般的には40週程度続くといわれています。そして、妊娠中は

  • つわり
  • 動悸・息切れ
  • 腰や背中の痛み
  • 倦怠感や眠気
  • 便秘気味になる

など、女性のからだには様々な変化が起きています。

けれど、この変化をしっかり理解している子どもは少ないです。正直、わたしが子どものときも「お腹が大きくなってる!」と外見の変化にはすぐ気付くことができましたが、それ以外にからだにどんな変化が起きているのか? については一切わかりませんでした。このようなことを、大人と会話する機会も少なかったように思います。

5歳〜8歳の子ども達は、ちょうど色々なことに興味を持ち始めてきて、大人が噛み砕いた言葉で伝えてあげたら、物事を段々と理解してくれる年代。

現在、妊娠中という方は「ママは今、こんな風にからだが変化しているんだよ」と、日常会話に織り交ぜて話してあげるといいかもしれません。

妊娠中でないという方も、「〇〇ちゃんは10ヶ月間ママのお腹の中にいて、その間ママのからだはこんな風に変化していたんだよ」と、伝えてみてください。きっと自分がママのお腹の中にいた頃の話に、子ども達はワクワクしながら聞いてくれるかと思います。

2.妊娠中の女性のからだがたどる変化について、どう感じるかを話し合う

吹き出し

妊娠中のからだがどう変化するのか?を伝えた後は、この話を聞いてどう感じたかを、ぜひ子ども達に聞いてみてほしいなと思います。

「不思議!もっと詳しく教えて!」と、興味津々の子にはもっと掘り下げて伝えてみても良いですし、大きなからだの変化に「怖い...」と感じてしまった子には「子どもを産むために必要なことで、怖いことではないよ」と安心感を与えてあげることも大切です。

妊娠中に起きているからだの変化についてしっかり理解できた子ども達は、電車の席を妊婦さんに譲るなど、相手を思いやる力、共感する力がどんどん育まれていくと思います。

この機会にぜひ、妊娠中のからだの変化について親子でたくさん会話をしてみてください。それがきっかけとなって、子どもが今抱えているからだの悩みや、本当はずっと聞きたかった性に対する疑問など、他の分野についても親子でオープンに話し合える関係性が徐々に作られていくかもしれません。

いかがでしたでしょうか?妊娠を経験したことのある方はからだの変化に辛い思いをしたり、妊娠中のパートナーを見て感じたことなどがたくさんあった方もいらっしゃるかと思います。自分たちが経験してきたことを、性教育の一環としてポジティブに、できる限りわかりやすく、お子さまに伝えてあげられるとよいですね。今回のブログが少しでも伝える際のお役に立てれば幸いです。次回以降も、お子さまとの家庭教育で役立つコンテンツをお届け予定です。疑問や感想など、ぜひコメントお待ちしております!

<参考図書>

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