絵本紹介「ふたりママの家で」

こんにちは。READY BOXのブログ担当yukiです。こちらのブログではお家でできる月経教育・性教育のコンテンツを発信していきます。今回はおすすめの絵本「ふたりママの家で」をご紹介いたします。

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ママが2人?さまざまな家族の在り方

パトリシア・ポラッコ (著, イラスト), 中川 亜紀子 (翻訳)

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この絵本の主人公「わたし」の家族は、ミーマとマーミーという2人のママ、そして生まれた場所も見た目も違う「ウィル」「ミリー」という2人のきょうだいです。毎日笑いのたえない賑やかな一家。ハロウィンイベントや近所のパーティーなど、行事を目一杯楽しむ様子が描かれます。

冒頭でママが2人出てくるため、お子様によっては「どういうこと?」と疑問を持つかもしれません。ですが、この絵本に描かれているのは「ママが2人いるから」という何か特別な、意図的なストーリーではなく、あくまで1つの家族が、どんな風に毎日を楽しんで過ごしていたかというストーリーです。

読んでいくにつれて、「ママが2人?」という疑問は消え、単にストーリーを楽しめるような内容になっており、自然な形でさまざまな家族の形について知ることができます。

差別的な隣人の登場も。「みんな仲良く」が難しい現実

この絵本の中盤には攻撃的な言葉を投げかける隣人が登場します。日頃から嫌な態度をとってくる隣人ファミリーですが、大盛り上がりを見せたご近所パーティーでは、企画した主人公家族に向かって「いい気になってんじゃないよ!」ときつい言葉を投げかけます。

「みんなで仲良く」という理想がなかなか実現できないリアルな世界を切り取っているようなシーンに胸が締め付けられますが、ここでのママたちの切り返しもお見事で、是非本作で読んでみてほしいシーンです。

上記のような印象的なページをお子様と一緒に読む時には、「自分だったらどうするか?」「どんな声かけをするか?」「隣人は何に対して苛立っているのか?」など疑問を投げかけたり、一緒に対話ができるとより理解が深まるのではないでしょうか。