絵本紹介『おとなになるっていうこと』

こんにちは。READY BOXのブログ担当yukiです。こちらのブログではお家でできる月経教育・性教育のコンテンツを発信していきます。今回はおすすめの絵本おとなになるっていうことをご紹介いたします。

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『おとなになるっていうこと』ってどんな絵本?

 

遠見才希子 (著), 和歌山静子 (イラスト)


この絵本は、サッカーを習うお姉ちゃんと、その弟が主人公のきょうだいのお話です。

サッカーの合宿準備で生理用品を準備するところから「せいりようひん ってなんだろう、、?」という弟の疑問が浮かびます。そこからお母さん、お父さん、お母さんのお幼馴染、と登場人物が増えていき、生理について、「男らしさ」について、さらには性の多様性について自然に学びが広がる一冊です。

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『おとなになるっていうこと』のおすすめポイント

異性の「きょうだい」がいるご家庭にぴったり

 

お子様に異性のきょうだいがいる場合、共に生活しているからこそ、性に関する疑問が浮かぶ時期が早かったり、お互いの身体的特徴に対する疑問にどのように答えればよいのか、悩む親御様もいらっしゃるかと思います。

この絵本は冒頭にもあるように、2人の異性のきょうだいが主人公で、お母さんが弟に向けて生理について説明する場面から始まります。

説明の仕方そのものも真似ができるので取り入れやすいのですが、それだけではなく、弟からの「おねえちゃんは せいりに なっているの?」という質問に対して「それはね、おねえちゃんの からだのことだから、 おかあさんは こたえられないの」など、子供のプライバシーを守りながら説明する様子も取り入れたいポイントです。


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「男らしさ」「女らしさ」などのジェンダーバイアス、セクシュアリティにも言及する豊富な内容

物語の中盤には、弟がお友達と遊んでいる際に「男のくせに泣いている」と揶揄われる場面が出てきます。そんな場面では、落ち込んだ主人公に対して、お父さんはそういった偏見は間違っていることや、考え方を教えてくれます。

こういった「あるある」の場面でのお子様への伝え方のアドバイスが豊富なのも嬉しいですね。

他にもお母さんの幼馴染が遊びに来て、「体は男性で生まれたけれど、自分の性自認は女性である」ということをカミングアウトする場面もでてきます。主人公のきょうだいは初めてのカミングアウトに驚く様子を見せますが、お母さんや幼馴染からの言葉がけにより、「一人一人がみんな違っていること」「誰かと比べる必要はない」などの大切なことを学んでいきます。


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いかがでしたでしょうか? 学びになるとはわかっていても、絵本をどう活用したらいいのか難しいと思う親御様も多いのではないでしょうか。本日のブログが、親御様にとって少しでもお役に立てれば幸いです。