こんにちは。READY BOXのブログ担当yukiです。こちらのブログではお家でできる月経教育・性教育のコンテンツを発信していきます。今回はおすすめの絵本「ジュリアンはマーメイド」をご紹介いたします。

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マーメイドに憧れる男の子

 

作： ジェシカ・ラブ
訳： 横山 和江
出版社： サウザンブックス社

この本の主人公「ジュリアン」はマーメイドが大好き。おばあちゃんと乗った電車に乗り込んできたマーメイド衣装の人をみて「きれいだなあ」と空想に浸ります。

空想の中で、ジュリアンはマーメイドになって、色とりどりの衣装に身を包み、海を泳ぎます。

その後お家に帰ったジュリアンは家の中のものを使ってマーメイドに変身しようとします。

そこにお風呂上がりのおばあちゃんが現れ、声をかけるのですが、、、。

ニューヨークのコニーアイランドで毎年行われるパレードが舞台になったこの絵本では、おばあちゃんとジュリアンの一連のやりとりの中から、性別に囚われない「好き」のかたちの在り方や、それを育む周りの様子が描かれます。

とはいえ、決して教訓めいたストーリーではなく、言葉は最小限に、自然な形でスッと心に染みるストーリーになっているところも素敵です。

自分の「好き」を支えてくれる一冊

 

この本では、ジュリアンが性別に囚われずに自分の「好き」を表現していますが、いざ自分の子供となるとどうでしょうか。仲良しのお友達だったらどうでしょうか。

そして、その家族のみならず、子供たちが暮らすコミュニティは、性別に囚われない「好き」を安心して表現できる場でしょうか。

そう考えてみると、私たちの暮らす社会には、まだまだたくさんの壁があるようにも思います。

ですが、こういった絵本に触れておくことで、自分の中の「好き」を表現する方法や、それが表現できる場があるということを知ることができます。

そしてそれは、今すぐには難しくても、子供たちにとって心の支えになったり、いつか自分を表現したいと思った時に背中を押してくれる一冊になるはずです。

他にもこのブログに登場する、多様な性や多様な生き方を学べる絵本はたくさんあるので、是非お子様と一緒に手にとってみるところからスタートしてみてくださいね。