書籍紹介「教科書にみる世界の性教育」

こんにちは。READY BOXのブログ担当yukiです。こちらのブログではお家でできる月経教育・性教育のコンテンツを発信していきます。今回はおすすめ書籍『教科書にみる世界の性教育』をご紹介いたします。

 

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「教科書にみる世界の性教育」ってどんな本?

 

橋本 紀子  (著), 池谷 壽夫 (著), 田代 美江子 (著)

この本はオランダ、フィンランド、フランス、ドイツ、イギリス、オーストラリア、中国、韓国、日本を含めた計9カ国の教科書をもとに、それぞれの国での性教育の扱い方や内容が具体的に紹介されている一冊です。

是非実際に読んでいただきたい事例がたくさん紹介されていますが、今回のブログではその中の一部をご紹介します。

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オランダ「男女共にナプキンとタンポンの使い方を学ぶ」

日本では男の子が生理について学ぶ機会が極端に少なく、また、女の子であっても学校教育で十分に生理に関する知識が得られているとは言えない状況があります。

NHKシチズンラボの「生理リサーチ」でも下記のようなアンケート結果が示されています。

「生理では血が出てくること」を知っていた人は8割を超えた一方、「生理用品の使い方」を知っていた人は6割近くにとどまりました。また「生理の血はオシッコともウンチとも違う出口から出てくること」を知っていた人は半数以下、「生理と妊娠の関係」を知っていた人も4割にとどまりました。

オランダの章では、ナプキンとタンポンの使い方を学ぶ時に、無制限に経血を吸収できないことを吸水実験で学ぶことが紹介されています。それ以外にも、生理用品の取り替え頻度や、デリケートゾーンの洗い方まできちんと学ぶそうです。

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ドイツ「性交から妊婦健診まで、人が産まれるまでを正しく説明」

 

日本の公教育では「はどめ規定」のため、「性交」を取り扱うことができません。ですが、この本に出てくるほとんどの国では性交も正しく学ぶことができるよう、教科書にも記載があります。

ドイツでは性交は「互いに対する優しさともっと身体的に近づきたいという憧れで性交が起こります」と説明されるそうです。

このような説明があれば、性交が「恥ずかしいもの」「隠すべきもの」「いやらしいもの」とされる日本とは全く違った印象を受けますよね。はじめて学ぶ教材や、教え方・伝え方がいかに大切かがわかります。

また、出産に関しても、日本では具体的には学ぶことができませんが、ドイツでは出産場面が写真と絵で紹介され、妊娠が母体に与える影響や、逆子、帝王切開、定期的な妊婦健診が必要なことなどまで詳しく示されているそうです。

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さいごに

他にも本書には、不妊・生殖補助医療に言及するフィンランドの高校の教科書、中絶の是非・代理母問題を問う韓国の高校の教科書なども紹介されています。

このように学びの場である学校の教科書をみることで、私たちの「当たり前」がいかに各国の基準とは異なっているのかを垣間見ることができます。

教育に関わる方々にも是非読んでいただきたい一冊です。

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