「生理について楽しく学ぶ」海外の生理ゲームのご紹介

こんにちは。READYBOXのyukiです。

新しく始まったLet’s learn from other countries!のシリーズでは、包括的性教育に関連した国内外のプロダクト・教材・取り組みなどをリサーチしてお届けします。

今回ご紹介するのは「The Period Game」。

これは、生理について楽しく学べるようにアメリカのデザイナー2人によって制作されたボードゲームです。

The Period Game」って何?

生理中に体に起こることや、生理の時にどう過ごすのかを学べるだけでなく、生理に対するタブーやスティグマを払拭していくことを目的に作られました。

公式サイトの説明には開発の背景が次のように書かれています。

Betty For Schoolsが2017年に行った調査によると、16~24歳の女性の76%が、学校で生理について学んだときに恥ずかしいと感じたといいます。(中略)

このゲームでは、"生理 "や "タンポン "といった言葉を使わずにプレイすることはほとんど不可能で、実生活で両者について話すことが容易になり、次世代の人々がタンポンを袖に隠すのを止める力を与えてくれます。

私たちの使命は、若い人たちが初めて経験する生理をポジティブなものにし、生理のスティグマを事前に解消することにあります。


学べるのは生理だけではない

止まるマス目によって排卵やPMSもやってきます。

生理の前後に何が起こるか、そのサイクルについても学べる仕組みです。

生理のマス目には、多い日、少ない日など経血の量が書いてあります。

その量によって「多い日はタンポン1つ」「少ない日はナプキン1つ」などカードを選んで捨てなければなりません。

「月経カップ」は再利用可能なので、捨てずに持っておくことが可能です。こんな仕組みもリアルですよね。


カードを声に出して読む

生理のマス目に止まった時は、「生理がきた!」と口に出したり、PMSの症状カードを声に出して伝えます。

こうすることで、生理について対話することに慣れていくことができます。

詳しいプレーの様子はYouTubeをご覧ください。

日本では未発売の商品ですが、是非日本語バージョンも販売してほしいですね。


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