ルッキズムとは?容姿を気にする子どもにできること
こんにちは!READY BOXのブログ担当りなです。こちらのブログではお家でできる月経教育・性教育のコンテンツを発信していきます。今回のテーマは「ルッキズム」です。
ルッキズムとは?
皆さんは「ルッキズム」という言葉を聞いたことがありますか?
「ルッキズム」とは、外見至上主義とも呼ばれ、外見でその人を評価・判断することを指します。例えば、「痩せている方が美人だ」「背が高い方がカッコイイ」など、生まれ持った性質を良し悪しの判断材料にされてしまうことです。
外見で判断すること全てが悪いという訳ではありません。しかし、本来、容姿と結び付けるべきではない状況で、見た目の良し悪しによって、社会的不利な状況に置かれてしまうこと、その人自身を否定されてしまうことが問題なのです。
ルッキズムによって自分のことが嫌いになってしまう
ルッキズムは自分の容姿に対する評価にも大きな影響を与えます。
例えば、広告による「痩せれば楽しい人生を送れる」「筋肉は男性の魅力を左右する」等のメッセージが受け手の理想像を作り上げ、受け手が理想と現実に悩んでしまったり、幼い頃から容姿で評価されてきた経験によって、自分の容姿に自信を持ってなかったりなどが挙げられます。
ルッキズムは普段の何気ない要素や出来事に潜んでおり、それらが私たちに「自分の容姿は社会的に価値のないもの」と認識させてしまうのです。そして、私たちは自分の容姿に対してネガティブな評価を持ってしまいます。
ルッキズムが未来の可能性まで蓋をしてしまう?
自分の容姿に自信が持てず、外見ばかり気にし過ぎると、人生の可能性に蓋をしてしまうこともあります。例えば、人の目を気にし過ぎて好きな服装を着れなかったり、必要以上に過激なダイエットによって健康を損なったり、「どうせ私なんて、、」と自分の夢を諦めてしまったり。
このように、ルッキズムは、容姿で勝手に人の価値を判断するものだけでなく、将来の可能性までも奪ってしまう可能性があるのです。
外見を気にする子どもにできること
では、容姿を気にするお子様にどのように声を掛けてあげれば良いでしょうか?
まずはお子様の容姿以外の良い所をたくさん見つけ、伝えることをおすすめします。例えば、「あなたの〜な性格がすてきだね」や「あなたの〜という行動がよかったね」など、お子様は外見に関係なく価値があることを伝えてみてください。
もし外見についてネガティブな発言が出た時には「〇〇ちゃんはそう感じるんだね」とまずはお子様の主観を尊重した上で、「でも、ママ/パパはそんな風には感じないよ」など他者からは別な見え方があるということを伝えてあげられるとよいですね。
伝え方や伝える内容に正解はありません。しかし、どんな風に伝えれば上手く伝わるか悩む親御さんも多いと思います。そんな親御さんにおススメの記事を下記に掲載しました。是非、参考にしてみてください。
・HUFFPOST 外見にとらわれない「ボディ・ポジティブ」な子供を育てるため、親ができる10の方法
本日のブログが、何か少しでもお役に立てれば幸いです。
参考文献
PRESIDENT Online. “「なぜ痩せていて美人が最強なのか」日本で根強い"ルッキズム"の呪い”