前思春期って何?【後編】

こんにちは。READY BOXのブログ担当yukiです。こちらのブログではユネスコが発表した「国際セクシュアリティ教育ガイダンス」を参考に、お家でできる月経教育・性教育のコンテンツを発信していきます。
今回は前回に続き、「前思春期」について考えていきます。

1.前思春期に入る前に

前回もお話しした、10~12歳頃ごろから徐々に始まる「前思春期」。
親として、この時期をどのように迎えればよいのでしょうか。

私たちがお勧めするのは、この時期に入る少し前から子供と体や心の変化について対話することです。実際にこの時期に入ってからでももちろん構いませんが、ギャングエイジとも言われるこの時期は、閉鎖的な子どもの仲間集団が発生する時期でもあるため、親が介入することで反抗的になったり、本心が見え辛くなることも予想されます。だからこそ、早めの時期から対話できる関係性を築けるといいですね。

2.まずは「対等」を意識することから

とはいえ、いきなり心や体の話を何の文脈もなく話すのは不自然です。ファーストステップとして、今までは「子供」として接していた場面で「対等」を意識して話すなどはいかがでしょうか。

例えば、何かを注意する場面で「それはだめだよ」と頭ごなしに禁止・注意するのではなく「ママはそれをされると嫌な気持ちになるから」「危ないことをして怪我をしたらとっても悲しいから」など保護者自身も理由や背景をしっかりと伝えることです。

また、「どうしてそうしたのかな?」などと問いかけ、まずは子どもが話すことを聞く姿勢をとることも大切かもしれません。と大人同士の会話でも上司・部下と役割が分かれていると、どうしても「〜しなさい」「〜してはいけない」といった「指示」になってしまいますよね?でもこれは友人や恋人など対等な関係では発生しないはずです。1人の人間として対等に対話する基礎を日頃の会話や態度で示せるとよいのではないでしょうか。

3.「共感」を意識して接しよう

その上で次のステップとして、子供自身の感情のコントロールが効きにくい場面での「共感」です。この時期は前述の通り子供自身の意志に関わらず感情のコントロールが効きにくくなる場面があります。

そういった場合には「たしかに・・・そんなことされるとイライラしちゃうよね」と一旦ご自身も受け止める姿勢を伝えた上で、どのようにしたら対処できそうかを一緒に考えてみるのも良いかと思います。

「パパはそういう時に、一回外に出て気持ちをリセットするんだ」「ママはイライラしたらお友達におしゃべりして発散するよ」など自身の具体例を出すと、そういった感情を持つことは自然であることも伝わるのでよりよいですね。

 

いかがでしたでしょうか?接し方が難しくなる小学生高学年以降、今回のブログが少しでもお子さまとのコミュニケーションのお役に立てれば幸いです。次回以降も、家庭教育で役立つコンテンツをお届け予定です。疑問や感想など、ぜひコメントお待ちしております!

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